乳がんの転移

乳がんの転移は比較的癌細胞が小さな段階から生じるため、検査によって発見された段階で、すでに遠隔転移が進んでいることがあります。これは転移性乳がんと呼ばれています。

全身に広がってしまえば、それだけ治療は難しくなりますので、初期症状のうちに検診によって発見することで、骨や肺などへ乳がんが転移する前に治療することができることになります。

原発巣でのしこりなどのほかに、乳がんが転移した場合の症状は、癌細胞がどこに広がったかによって異なりますし、特に症状がないこともあります。例えば、乳がんが骨に転移した場合には、骨に痛みが出る場合があり、腰や背中、肩の痛みとして表れることもあるほか、骨への転移が骨折の原因になることもあります。

肺の場合には咳が続くことや呼吸が苦しくなることがあります。肝臓ではあまり自覚できる症状がない場合が多いのですが、食欲不振や黄疸が出るケースもあります。このように、どの場所によって引き起こされる症状はまちまちであり、骨の場合やそれぞれの臓器の場合などで異なってきます。

他の臓器に病巣が広がっていることが疑われる場合に検査で乳がんの転移を見つける方法としては、レントゲンの撮影やCT検査、超音波検査、骨のアイソトープ検査などを必要に応じて用います。これらによって、どこまで病巣が広がっているかを的確に把握することが、その後の治療を適切なものにするための前提となります。

転移の有無や程度はステージ(病期)の判定基準の1つにもなっています。ステージは0期から4期に分かれていますが、リンパ節への転移が見られる場合には2期の中でも末期に近い2b期、乳がんが肝臓や肺、骨への転移がある場合には4期となり、もっとも末期に分類されます。当然ながら、ステージが末期に近づくほど、生存率が低下することになりますので、それだけ命への危険も増大することになります。

治療の際には、乳がんが骨へ転移した場合に放射線治療を用いることや、抗がん剤を用いて全身療法である化学療法を行い、広がってしまった癌細胞を死滅させることや、成長を抑制することがあります。抗がん剤には副作用がありますので、白血球や血小板の減少、吐き気や嘔吐、脱毛などが起こることがあります。

また、同じ薬剤を使っていると、効果が薄れてきますので、治療の期間や方法について、専門医とよく相談しておきましょう。放射線治療や抗がん剤は単独で用いられるだけではなく、手術の前や術後に併用されることもあります。他に、内分泌療法や手術によってリンパ節も一緒に切り取る方法もあります。

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