乳がんの予防

乳がん予防に肥満は大敵

発症しやすい方の特徴としては、年齢が40歳代や50歳代であること、癌家系であること、高身長のほかに肥満があります。特にエネルギーを過剰摂取しているために肥満になっている場合は要注意です。脂肪組織は、乳がんの原因となるエストロゲンの量を増やしますので、適正体重を保つことは予防につながります。食事制限だけではなく、適度に運動をすることも大切です。

睡眠で乳がん予防

夜中に起きていて光を浴びると、メラトニンというホルモンの分泌が抑制されます。このメラトニンはエストロゲンにも作用しており、結果的に発症リスクを高めてしまうのです。したがって、深夜まで起きていることは予防の観点からは望ましくないということになります。早めの就寝を心がけましょう。

アルコールの節制で乳がん予防

アルコールの摂取はホルモンの代謝に影響し、エストロゲンの量を増やします。1日あたりの量としては、ビールなら中ビン一本、ワインならグラス2杯、日本酒なら1合を目安にしてください。
乳がんを予防する食事

・大豆イソフラボン
豆腐や味噌、納豆などに含まれている成分です。植物性の抗酸化栄養素で、活性酸素から体を守ります。大豆イソフラボンは活性酸素の働きを抑えるだけではなく、エストロゲンの働きも抑えてくれます。これは大豆イソフラボンがエストロゲンと化学構造において似ているためで、摂取によってそれぞれが拮抗することが原因になっています。他にも、癌細胞の増殖の抑制や、ゲニスチンの働きによって周囲の組織に癌細胞が血管を作ることを阻害する作用もあります。実際、大豆イソフラボンが含まれる味噌汁を多く飲む人は、乳がんにかかるリスクが少ないという研究があります。

ただし、イソフラボンは摂取量が多ければ良いというものではなく、1日に40mgが目安となります。過剰に摂取しつづけると甲状腺ホルモンの分泌を弱らせることや、妊娠中だと胎児の脳の発育や生殖機能の障害につながることがあります。乳がん予防のためにも、適量の摂取を心がけましょう。

・緑黄色野菜
ビタミンCやビタミンA、ビタミンEは活性酸素を除去する働きがあります。これらを豊富に含んだ緑黄色野菜、特にモロヘイヤ、かぼちゃ、人参などを豊富に摂っておきたいものです。

・ポリフェノール
抗酸化作用が期待できます。ポリフェノールというと赤ワインが有名ですが、春菊やバナナ、コーヒーにも含まれています。お酒の飲みすぎは逆効果ですので、乳がんの予防のために赤ワインを多く飲むというのはお勧めできません。

オメガ3脂肪酸
青魚に豊富に含まれている成分です。抗がん作用があるため、乳がんの予防にも役立ちます。α-リノレン酸やEPA、DHAもオメガ3脂肪酸です。

今後の乳がん予防

現在研究されているものの中には、乳がんになりやすい人に対して、薬剤による予防を行うものや、遺伝子診断があります。これらの研究が進むことによって、より効果的な予防を行えるようになるかもしれません。医療は常に進歩していますが、それは治療に限った話ではなく、予防医学においても言えることなのです。

がんを防ぐための12か条
国立がんセンターが提唱しているものです。乳がんの予防だけではなく、他の癌の予防にも役立つ情報ですので、日常生活を送る上での参考にするとよいでしょう。

1.バランスのとれた栄養をとる −いろどり豊かな食卓にして−
2.毎日、変化のある食生活を −ワンパターンではありませんか?−
3.食べすぎをさけ、脂肪はひかえめに −おいしい物も適量に−
4.お酒はほどほどに −健康的に楽しみましょう−
5.たばこは吸わないように −特に、新しく吸いはじめない−
6.食べものから適量のビタミンと繊維質のものを多くとる −緑黄色野菜をたっぷりと−
7.塩辛いものは少なめに、あまり熱いものはさましてから −胃や食道をいたわって−
8.焦げた部分はさける −突然変異を引きおこします−
9.かびの生えたものに注意  −食べる前にチェックして−
10.日光に当たりすぎない −太陽はいたずら者です−
11.適度にスポーツをする −いい汗、流しましょう−
12.体を清潔に

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