乳がんと年齢の関係

罹患率がピークを迎える年齢は40代後半から50代となっています。では、それ以外の年代であれば安心なのかというと、そうも言えません。多くの癌とは異なり、中高年になってから気をつければ済むものではないのです。

若いうちから注意が必要なことが乳がんの特徴となっており、20歳を過ぎれば気をつけなくてはならない年齢と言えます。成人したばかりで、大学生や社会人になってからまもなくと時期ですので、残念ながら十分な意識が根付いていないのが気がかりです。

年齢が若いほど、病気に対する警戒は薄れがちです。健康であることは当然というイメージを持ちがちですので、これはやむを得ない部分もあるでしょう。しかし、油断していると症状が進行し、乳がんを早期発見するチャンスを失うことになりかねません。

症状の進行が遅いこともあり、一般に検診は二年に一度の間隔で受診すればよいとされています。毎年の受診に比べると負担も少ないため、年齢が20歳を過ぎたら検診を受ける習慣を身につけておきたいところです。

年齢と検査の関係

若い方の場合には、乳腺が発達しています。このことが、診断に影響を与えるという一面があります。具体的には、マンモグラフィーは年齢が若い女性の場合には効果を発揮しづらく、癌を見落としてしまう危険性があります。これに対し、超音波検査は若い人の診断にも有用です。